冒険王ビイトの世界観を用いた二次創作作品。
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「…ん~…。」
緑色の髪を持つ少女は草原の上で目を覚ました。簡素な白いワンピースに身を包んで 「…あ、いけない。いつの間にか寝ちゃってたんだ…。…えっと、今何時だろ…。」 すぐさま起き上がり辺りを見回すと、遠くに時計塔があるのが見える…。 ―3時か。……最後に時計見たのって…12時だったよね。 「……そろそろ行かないと。」 彼女は体に付いた草の欠片を払いながらその場から去って行った。 『里を出るのかね。』 大空を遮らんとばかりに聳え立つ外壁にある門が彼女に声をかけてきた。今は緑色のパーカーに身を包み、腰には少女には似合わぬであろう長剣と小銃が下げられた剣帯を身に付けている…何とも物騒な出で立ちをしていた。それでもその少女相応のあどけない顔は変わらず、不思議な雰囲気を纏っている…。 「うん。依頼こなさなきゃならないから。」 『そうか。ではルミナよ、健闘を祈るぞ。』 軽く言葉のやり取りをした後、門が地面を擦る音を出しながら徐々に開いていった。 ―行こう。 少女ルミナは開いた門をくぐり、外へ広がる道へと飛び出していった。 PR |
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